【スラップってなに?】ソフトボールのスラップと、スラッパーの適性とは。。。

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ソフトボーラー舜です!

スラップをすることになったけどやり方がわからない。。

いきなり監督やコーチに、
『スラップをやってみたらどうだ?』と言われた。。。

そもそもスラップって何?

こんな考えを持ったあなたへ。。。。

筆者は、

本格的に大学から硬式ソフトボールを始めて、
大学ソフトボールで4年間毎日スラップの練習をしており、
その後男子のトップリーグである日本リーグでもプレーしていました。

上の動画は筆者のスラップ動画です。

そんな筆者が、

  • スラップとは何か?スラッパーとは何者?
  • どういう人がスラッパーに向いているのか。

を初心者でもわかるように解説していきます。

スラップとは?

スラップとはソフトボールにおいて

バッターボックス内で歩きながら、

内野手の前に打球を転がし、

内野手がボールを取ってファースト送球し、ファーストが取る前に

一塁に到達しセーフになるという戦術です

俗に『歩き打ち』と言うこともあり、

スラップを多用するバッターのことを『スラッパー』といいます。

筆者も大学や社会人ソフトボールに所属していたころはスラッパーでした。

ソフトボールのチームにとって、

出塁率の高いスラッパーはとても貴重な存在です。

逆に相手チームからすると、脅威的な存在です。

ホームランを打てる選手も貴重ではありますが、

出塁率の高いバッターは、

スラップを成功させることにより、

相手チームによりプレッシャーを与えることができ、

得点の可能性を1試合に何度も演出することができるのです!

一流のスラッパーにホームランバッターはいない。

ソフトボールに詳しい人であればわかると思いますが、、

今、日本で一番スラップが上手い人といえば、

平林金属の西山選手でしょう。

そんな西山選手でも、年間の公式戦のホームラン数は1本あるかどうかです。

絶対に負けられない試合の、

ランナー無しの場面で打席が回ってきたとき、

自分の得意球を待ち、それを確実にホームランを打ちたいか、

どんなボールでもスラップを成功させ、出塁したいか

あなたはどちらを選びますか。

後者を選んだ人はスラッパーの適性があるといえるでしょう。

どういうバッターがスラップに向いているのか?

・左バッターであること

・高校生以上の年齢

・チームの打順で1,2番もしくは下位打線を任される選手

・足がそんなに遅くない

こういうバッターがスラップをした方が筆者はいいと思います。

ひとつずつ解説していきます。

左バッターであること

右バッターはスラップに向きません。

理由は二つあり、

一つ目は左打席よりも一塁ベースに遠いこと。

二つ目は、バッターボックスと一塁の間に、

ピッチャーの投げるボールが通過するので、

どうしても歩き打ちが減速してしまうのと、

打った瞬間からのスタートダッシュが非常に難しいからです。

もし右バッターでスラップをしたいという方がいるのであれば、

左バッターに転向する必要があるでしょう。

高校生以上の年齢であること

これはとても重要だと思います。

小中学生はソフトボールでスラップする必要がありません。

もし、監督、コーチが勧めても断りましょう!

理由は、

スラップはソフトボールでしか使えない打法ですし、

今後、高校野球やプロ野球選手を目指していく子供が、

スラップを覚えても意味がないからです。

しかもスラップを覚えて、

大事な試合やいいピッチャーからスラップを決めるためには、

相当な練習量が必要です。

女子ソフトボールの選手でも、

ホームランを打てる選手は。

ホームランを打つ精度を上げる練習をした方がいいでしょう。

それほどスラッパーを選んだからには

生半可な練習では、試合でのスラップの精度が上がりません。

したがって、

まだ成長過程である小学生や中学生が、

ホームランバッターをあきらめて、

スラッパーになるのは、もったいないと筆者は思います。

高校生以上の年齢からスラップを始めましょう!

チームの打順で1,2番もしくは下位打線を任される選手

チームにとって自分の役割があります。

あなたのチームでの打順が1,2番もしくは下位打線で、

チームにとって、

ホームランよりも出塁を求められている場合、

スラップを覚えるのも1つの手段でしょう!

あくまで、

出塁率を上げるには、スラップを覚えるしかない!!!

ではありません。

出塁するには、ヒット、セーフティバント、フォアボール、などなど

出塁する方法はたくさんあります。

現在はスタメンではなく、ベンチの人でも、

1番や2番バッターを目指している人は、

スラップを覚えるというのもいいと思います。

足がそんなに遅くない

最後の足の速さは、私はそんなに重要視していません。

なぜなら、ソフトボールのホームベースから一塁までの距離は、

たったの18.29mです。

50m走でも、

加速が始まったような距離感です。

ですので、足の速さよりも、

・内野手が送球するまでに時間がかかる打球を打つ

・フェアゾーンに転がす正確性を上げる

・打った後に走る瞬発力を上げる

ことの方が、足が速いかどうかよりはるかに大切です。

筆者は大学ソフトボール、

男子のトップリーグである日本リーグを経験してきましたが、

足がそんなに速くない一流のスラッパーをみてきましたし、

逆に、足はめちゃくちゃ速いが、

スラップの精度が低く、なかなか出塁できないスラッパーも見てきました。

足にそんなに自信がない人もご安心ください。

結論

これを言ってしまうと元も子もないですが、

試合でホームランを打てる人はスラップを覚える必要はありません

筆者も現在の草ソフトでは、スラップをほとんどしません。

むしろホームランや強い打球を狙ってます。

その理由は、

チームでホームランを打つ役割であり、

確率が他のチームメイトより高いからです。

大学時代や日本リーグに所属していた時は、

スラッパーとして試合に出てましたが、

スラッパーになった理由は、

私よりホームランを打てる人がたくさんいたからです。

チームにとってより自分の価値を輝かせるために、スラッパーを選びました。

しかし、生半可な練習では、スラップを試合を決めることはできません。

私も、大学からスラップを始めて、毎日練習をして、

試合でいいピッチャーから成功させるのに、4年も掛かりました。

スラッパーが力を発揮する場面は、

相手ピッチャーからなかなか1点を取れないような場面で、

状況を変えるような場面です。

次回はスラップの詳しいやり方を書きますので、

よろしくお願いします。

enjoy softball!

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