バントとは?
バントとは、バッターがピッチャーの投げたボールを、
スウィングをせず、バットに当て、内野手の前に転がすことで、
主に2種類あります。
1つ目が『送りバント』

『送りバント』とは、ランナーがいる状況で、
1アウトを失ってでもランナーを進めたい場面で
使う戦略の一つです。
具体的にいうと、
1点を取ることがが難しいピッチャーや相手チームに、
0アウトから出塁した状況で、
ヒットを打つことやフォアボールを選ぶのが難しいと判断し、
『送りバント』を選択し、手堅くランナーを進め、
1ヒットで点を入れやすくする戦略があります。
2つ目が『セーフティバント』

『セーフティバント』とは
確実に出塁したい場面で、
相手バッテリーや内野手から、
意表をついてバントをすることです。
主に左バッターや、足の速いバッターが
『セーフティバント』を得意にしていることが多いです。
難易度でいうと、
送りバント<セーフティバント
です。
まずは送りバントを確実に決めれるようになりましょう。
確実にバントを決めれる選手は
チームにとって非常に貴重な選手です。
『バント』でのソフトボールと野球の違いは?

野球からソフトボールに競技を変えたたのですが、
バントをするときの
野球からソフトボールの違いって何ですか?
バントをする上で、
野球からソフトボールの違いは
大きく二つあります。
・ボールの違い
・サードかファーストがバント処理をする
ボールでいうと、
軟式野球のボール・・・直径:69㎜、重さ:129g(M号球)
軟式ソフトボールのボール・・・直径:90㎜、重さ:163g(2号球)
簡単に言うと、
ソフトボールの方が大きくて重いんです!

ボールが重かったらバントにどう影響するの?
野球出身者が、
野球の感覚で、ソフトボールをバントすると
野球ボールよりも重いので、
バットの芯に当たらない限り
ボールに負けます!
- サードとファーストがバント処理する
野球では、
ピッチャーがほとんど
バント処理をしますが、
ソフトボールでは、
ベース間が近いため、
サードかファーストがほぼバント処理します。
しかも鼻息荒く猛ダッシュをかけてプレッシャーをかけてきます。
なので、大体のピッチャーは取りに来ません。
ピッチャーやキャッチャーに取らせるゴロを転がせば、
バント失敗(ゲッツー)取られることはほぼありません。
打席での立つ位置

ボールを長くみたいから
打席の後ろの方でバントした方がいいの?
打席の後ろで構えることにより
ピッチャーの投げたボールを
長く見れるメリットがありますが、

フェアになる打球角度が狭くなります。

打席の前の方で立つ方が
圧倒的にフェアゾーンにボールを転がす範囲が広いです。
デメリットとして、
ピッチャーとの距離が少し近くなりますが、
筆者の考えとしては、
ピッチャーに近づく不安
よりも
バント成功する範囲が広がる安心感
を絶対に優先します。
バットの持ち方

上記画像のように
ボールが当たるバットの面に指を出しません。
指にボールが当たると怪我をするので、
指はボールに当たらないように後ろ側に隠します。
左バッターの場合
左手をバットのヘッドの近くで持てば打球を殺しやすく、
一番理想的なキャッチャーに取らせるような打球になります。
左手をバットのグリップに近くで持てば、
筆者の経験では、
セーフティバントにおいて、
キャッチャーに取らせるような打球が
一番成功率が高いです。
ソフトボールの場合、
キャッチャー前の打球も
サードが取りに来て
ファースト送球が一番難しいからです。
強い打球のバントが出来るようになり、
猛ダッシュしてくるサードやファーストの
間を抜く打球で、プッシュバントのような打球が打てます。
ほぼスラップですね(汗)
バントする構え方
バントをする構え方で一番大切なことは
目線をボールの軌道に合わせることです。
それはふまえてバントを構えると、
自然と腰が低くなります。

目線をバットの延長線上でボールを見ながら、
ボールの少し上っ面をバットに当ててください。
ボールの上っ面過ぎると、
バットにボールがかすり、
キャッチャー方向にフォールボールになるので、
注意してください。
バットにボールが当たるときは強くバットを握ってください。
弱く握ると、
バットがボールに負けて、
フライが上がったり、ファールになります。
ボールへ負けない方法
バットの芯に当てると、
ボールには負けませんが、
強い打球が飛び、
すぐにサードやファーストがボールを取り、
ゲッツーを取られてしまう可能性があります。

バットの芯に当てずに、
ボールに負けない方法ってあるの?
もちろんありますよ!
コツは二つあります。
・バットを強く握る
バットがボールに当たる瞬間に
バットを強く握ると、
ボールに負けにくくなります。
しかし、早めから強く握ってしまうと、
バットを動かしずらくなるので、
必ずボールが当たる瞬間です!
・ひじを鋭角に保つ

利き腕のヒジを鋭角に保つことで、
バットに負けにくくなります。
例えば、
腕相撲で力を発揮するとき、
ヒジを鋭角に保つと、
力が発揮されますね?
コツは顔をバットに近づけることです!
ボールがバットに当たる瞬間は、
ボールの重さがバットに伝わるので、
負けないようヒジを鋭角に保ちましょう!
バントの練習法
バントの練習は、
前から速いボールを練習する
ことが一番の練習になる。
そのうえで、効果的な練習は
・バッティングマシンでの練習
バントの練習で一番効果的な練習です。
バッティングマシンでの練習のメリットとしては、
・試合通りの速く重いボールをバント出来る
・多くのボールを練習することができ、効率的
です。

バッティングマシンがないから
バントの練習できないの~?
マシンがなくても練習ができます!
・座った状態で速いボールを投げてもらう
とにかく試合に近い
ボールの軌道とボールの速さとボールの重さを
再現できればいい練習になります。
座って上手投げで投げれば、
ウインドミルに近いボールの軌道になりますし、
ウインドミルに近いボールの強さを投げることができるので、
効果的な練習になります。
以上がソフトボールでのバント成功法です。
みなさんも大事な試合の大事な場面で、
バントを成功させましょう。
次はセーフティバント編を投稿予定です。
enjoy softball
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